1級電気工事施工管理技士 過去問
令和3年度(2021年)
問8 (午前 イ 問8)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和3年度(2021年) 問8(午前 イ 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

リアクトルの設置に関する記述として、不適当なものはどれか。
  • 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。
  • 回路に直列に接続し、遅れ電流を抑制する。
  • 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサへの高調波の流入を抑制する。
  • 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ投入時の突入電流を抑制する。

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この過去問の解説 (5件)

01

リアクトルは、

回路に直列に接続する。

また、

力率改善及び高調波抑制の効果があり

遅れ電流を発生させる。

参考になった数74

02

リアクトルには、直列リアクトル、分路リアクトル、消弧リアクトル、中性点リアクトル、限流リアクトルがあります。

このようなリアクトルに関する問題です。

選択肢1. 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。

〇 正しいです。

中性点リアクトルの動作で中性点と対地間に接続し、三相電力系統の地絡事故時に地絡電流を制限します。

選択肢2. 回路に直列に接続し、遅れ電流を抑制する。

× 誤りです。

交流回路に並列に設置され、分路リアクトルの働きで進相電流を補償します。

選択肢3. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサへの高調波の流入を抑制する。

〇 正しいです。

高圧進相コンデンサに直列に接続し、直列リアクトルの動作により、電圧波形のひずみを増大しないように抑制します。

選択肢4. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ投入時の突入電流を抑制する。

〇 正しいです。

高圧進相コンデンサに直列に接続し、直列リアクトルの動作により、コンデンサ投入時の突入電流を抑制します。

参考になった数30

03

分路リアクトルは進み電流を補償し、無効電力の低減のため使用されます。

また遅れ電流を改善するため使用されるのが、進相コンデンサです。

参考になった数30

04

この問題で覚えておくポイントは以下の通りです。

リアクトルは、進み電流を補償し抑制します。

選択肢1. 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。

適当です。

選択肢2. 回路に直列に接続し、遅れ電流を抑制する。

不適当です。

選択肢3. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサへの高調波の流入を抑制する。

適当です。

選択肢4. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ投入時の突入電流を抑制する。

適当です。

参考になった数13

05

電気設備におけるリアクトルは、

 コイルの急激な電流変化を妨げる性質(自己誘導作用)を利用して

高調波電流や進相コンデンサ接続時の突入電流の抑制に利用する機器です。

また電流の平滑化や電力系統の安定化などに使われる場合もあります。

選択肢1. 特別高圧変圧器の中性点と対地間に接続し、地絡電流を制限する。

正しい記述です。

 

冒頭に述べているように、リアクトルは電流の急激な変化を抑制します。

 

この性質を利用して、地絡時に発生する過大な地絡電流を制限するために

 設置されます。

選択肢2. 回路に直列に接続し、遅れ電流を抑制する。

誤っています。

 

リアクトルを回路に直列に接続することにより、

 遅れ電流を発生させ、これによって(コンデンサ等により)

 進み過ぎている電流を相殺させます。

 

それで、遅れ電流を「抑制する」という部分が間違っています。

選択肢3. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサへの高調波の流入を抑制する。

正しい記述です。

 

進相コンデンサは高調波電流を誘導する性質があるため、

 直列にリアクトルを接続することで、高調波電流の流入を制限します。

 

これは高調波対策として一般的な手法であり、適切な記述です。

選択肢4. 高圧進相コンデンサに直列に接続し、コンデンサ投入時の突入電流を抑制する。

正しい記述です。

 

コンデンサ接続直後には、過大な突入電流が発生します。

 

それで直列にリアクトルを設置することで、電流の変化を穏やかにし、

機器を保護し、継電器の誤動作を防ぎます。

まとめ

リアクトルとコンデンサは、対になる機器です。

 双方の力率への影響や、進み/遅れの電流との関わりの理解が

 学習を深める助けになるでしょう。

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