1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問18 (午前 ハ 問6)
問題文
「多導体に固有のもので、風上側導体の後流によって風下側導体が不安定となるために起きる自励振動」
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問題
1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問18(午前 ハ 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
「多導体に固有のもので、風上側導体の後流によって風下側導体が不安定となるために起きる自励振動」
- スリートジャンプ
- コロナ振動
- ギャロッピング
- サブスパン振動
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この過去問の解説 (2件)
01
架空送電線路は、風雨や積雪、落雷といった過酷な自然現象下に設置されるため
特有の現象が生じ、そのための種々の対策がなされています。
それで現象と対策をセットで理解すると良いでしょう。
不適当です。
スリートジャンプとは、 氷雪(スリート)が付着していた導体から急に落下した際に、
バランスを失って導体が跳ね上がる現象です。
対策には、氷雪が付着しにくい導体を用いたり、ダンパーなどで振動を緩和させます。
風の後流による自励振動とは無関係です。
不適当です。
コロナ振動とはコロナ放電が生じることで発生する細かな振動のことです。
(コロナ放電自体を発生しにくくさせるには、表面電界を小さくする必要があり、
導体を太くしたり、多導体方式を採用したりします)
風の後流による自励振動とは無関係です。
不適当です。
ギャロッピングとは、送電線に氷が付着した際、
風の作用により大きな低周波の上下振動が起きる現象のことで、
特に氷が非対称形に付着した場所に風が強く当たることで発生しやすくなります。
ギャロッピングを念頭においた離隔距離を取ることに加え、
ツイストペア導体(ねじり導体)を採用することで、
断面の非対称性が固定されないように対策します。
ギャロッピングは、風により生じる現象ではありますが、
風の後流による自励振動ではありません。
適当な選択肢です。
問題文にあるように、サブスパン振動とは風の後流による自動振動であり、
多導体(ダブル・トリプル、4導体束など)に特有の現象です。
それほど強くない風(約1~7 m/s)で発生し、
スペーサやダンパーで抑制することが一般的です。
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02
架空送電線路で起こる現象に関する問題です。
誤
スリートジャンプ現象は、送電線に付着した氷雪が、脱落時に電線が跳ね上がる現象です。
対策として以下のことが挙げられます。
1) 電線の張力を大きくします。
2) 垂直径間距離や電線相互の間隔を大きくし、電線同士が接触しないようにします。
3) 支持物の径間が長いと発生しやすく、径間の長さを適正に調整します。
4) 単位重量の大きい電線を採用します。
5) 電線に、難着雪リングや融雪スパイラルを装着し、着雪を防ぎます。
誤
コロナ振動は、電線の下面に水滴が付着し、下面の表面電位の傾きが高くなり、コロナ放電の激しさとともに、荷電した水の微粒子が射出され、電線に水滴が射出したときの反動で、振動する現象です。
誤
ギャロッピングは現象は、送電線に付着した氷雪の断面が非対称となり、風が当たることで揚力が生じ、電線が振動する現象で、電線断面積が大きいほど、多導体ほど発生しやすくなります。
対策として、下記のことが挙げられます。
1) 支持物の径間が長いと発生しやすいため、径間の長さを調整します。
2) たるみが大きいと振動が大きくなるため、電線の張力を適正な値とします。
3) 大電流を流して、融雪送電のジュール熱で、氷雪を溶かします。
4) 電線に着雪しにくい対策を取ります。
正
問題文:「多導体に固有のもので、風上側導体の後流によって風下側導体が不安定となるために起きる自励振動」
サブスパン現象は、多導体架空送電線に特有の現象で、風速が 10 m/sを超えると、風上側の導体の後流により、風下側導体が空気力学的に不安定となり、電線が振動する自励現象です。
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