1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問17 (午前 ハ 問5)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問17(午前 ハ 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

電力系統の安定度を向上させるための対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 送電線の並列回線数を増やす。
  • 長距離送電線に中間開閉所を設置する。
  • 高リアクタンスの変圧器を採用する。
  • 系統電圧を高める。

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この過去問の解説 (1件)

01

電力系統を安定運用するには、

 送電系統の多重化や、事故発生時の高速遮断と再閉路

 事故箇所のみを切り離しができるような系統設計

 安定した電圧で送電するための高電圧化といった手法があります。

 

これらの手法に関する理解を問う設問です。

選択肢1. 送電線の並列回線数を増やす。

適切な記述です。

 

送電線を並列化すると、事故等による停電を回避しやすくなる上、

 送電可能な容量が増え、系統インピーダンスが低くなります。

 その結果、同期安定度が向上することになり、この点でも安定度が向上します。

選択肢2. 長距離送電線に中間開閉所を設置する。

適切な記述です。

 

長距離送電線はインピーダンスが大きくなり、安定度が低下しやすい弱点があります。
 

それで中間開閉所を設けることで、

 電圧を調整したり、系統を分割制御したりできるので、電圧安定度が向上します。

選択肢3. 高リアクタンスの変圧器を採用する。

不適当な記述です。

 

変圧器のリアクタンスが高いと、送電系統の合成インピーダンスが増加し、電力を送りにくくなります。

 つまり送電容量が下がります。

 結果、発電機間の電気的な結びつきが弱くなり、系統の同期安定度が悪化してしまいます。

選択肢4. 系統電圧を高める。

適切な記述です。

 

系統電圧を上げると、同じ電力を送る場合でも、電流が小さくなります。

 これにより送電線の電圧降下が減るので、安定度が向上します。

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