1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問20 (午前 ハ 問8)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問20(午前 ハ 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

交流の地中送電線路に用いられるケーブルの充電電流の算出に、最も影響の少ないものはどれか。
  • 周波数
  • 線間電圧
  • 静電容量
  • インダクタンス

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

ケーブルの充電電流とは、電圧を加えたとき、ケーブルの静電容量によって流れる電流のことです。

 

 ケーブルには、芯線の導体の周囲を絶縁体が覆い、さらにシールド(遮へい層)という構造があるため

導体とシールドの間にコンデンサ(静電容量)が存在しているとみなせます。

 

交流の電圧は周波数に応じて変化し続けるため、この変化により絶縁体に電界が生じ、

電圧の変化に応じた電流(充電電流)が流れ続けます。

 

そして充電電流Iは、次の式で求められます。

 I=2π×f×C×V

   f:周波数(Hz) ・  C:静電容量(F) ・ V:線間電圧(V)

 

つまり、これらの3つは、充電電流の大きさに直接関わる要素となっています。

選択肢1. 周波数

充電電流の大きさに関係する要素です。

選択肢2. 線間電圧

充電電流の大きさに関係する要素です。

選択肢3. 静電容量

充電電流の大きさに関係する要素です。

選択肢4. インダクタンス

充電電流の大きさには関係しません。

 

インダクタンスとは、

 電流が変化するときに電流の変化を妨げる「磁気的性質」のことで、

  電流の変化や電圧降下などには影響しますが、

 静電容量によって決まる「充電電流」には直接影響しません。

参考になった数11

02

交流の地中送電線路に用いられるケーブルの充電電流の算出に関する問題です。

ケーブルは静電容量が大きいため、充電電流や充電容量が大きくなり、せいろ充電容量増加への補償や、フェランチ効果による受電端の電圧上昇への抑制が必要です。

 

静電容量 C [μF]で充電されている送電線の充電電流 Ic は、送電線の電圧 V [kV]、周波数 f [Hz]とし、大地と送電線には V/√3 [kV]の電圧が加わります。(下図参照下さい。)

充電電流は、次式で得られます。

 

Ic = 1/(1/ωC)×V/√3×10-3 = 2πfC×V/√3×10-3 [A]

選択肢1. 周波数

冒頭解説の充電電流計算式から、算出に必要です

選択肢2. 線間電圧

冒頭解説の充電電流計算式から、算出に必要です

選択肢3. 静電容量

冒頭解説の充電電流計算式から、算出に必要です

選択肢4. インダクタンス

冒頭解説の充電電流計算式から、最も影響の少ない要素です

参考になった数1