1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問21 (午前 ハ 問9)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問21(午前 ハ 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

送配電系統におけるフェランチ現象に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 電線路のこう長が長いほど著しい。
  • 受電端電圧が送電端電圧より高くなる。
  • 分路リアクトルを設置すると抑制できる。
  • 遅れ力率の負荷が多く使用されているときに発生しやすい。

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この過去問の解説 (1件)

01

フェランチ現象とは、送電線の受電端電圧が、

 無負荷または軽負荷時に送電端電圧より高くなる現象のことです。
 

特に 長距離の送電線や静電容量の大きい地中ケーブルで発生します。

選択肢1. 電線路のこう長が長いほど著しい。

適当な記述です。

 

こう長が長いと、電線自体の静電容量が大きくなるため、フェランチ現象が発生しやすくなります。

選択肢2. 受電端電圧が送電端電圧より高くなる。

適当な記述です。

 

受電端の電圧が送電元よりも高くなるというのは、感覚的には違和感を覚えるかもしれませんが

 交流の電圧特性を理解すると納得できます。

 

 概略として「静電容量で生じた進み電流が、送電線のインダクタンスによって電圧を押し上げるから」 です。

選択肢3. 分路リアクトルを設置すると抑制できる。

適当な記述です。

 

分路リアクトルを設置するのは、フェランチ現象の最も有効な対策です。

 

フェランチ現象は、静電容量による「進み無効電力」が原因ですが、

 分路リアクトルは、静電容量を打ち消す「遅れ無効電力」を発生させるので対策となります。

選択肢4. 遅れ力率の負荷が多く使用されているときに発生しやすい。

不適当な記述です。

 

 フェランチ現象は、

  コンデンサ等の「進み」力率の負荷が使用されているときに発生しやすいため

  「遅れ」という部分が不適当です。

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