1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問22 (午前 ハ 問10)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問22(午前 ハ 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

架空送配電線路の塩害対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • アークホーンを取り付けた磁器製がいしを用いる。
  • 外被にシリコーンゴムを採用したポリマーがいしを用いる。
  • 懸垂がいしの連結個数を増加させ、対地間絶縁強度を上げる。
  • 沿面距離を長くとり耐電圧性能を向上させた深溝がいしを用いる。

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この過去問の解説 (1件)

01

架空送電線における塩害とは、

 がいし表面に付着した塩分と水分によって、漏れ電流が増加してゆき、

 最終的にフラッシオーバによって地絡事故が発生する現象です。

 

がいし等の沿面距離(表面を伝ってゆく距離)を大きくすることが、

 基本的な対策となります。

選択肢1. アークホーンを取り付けた磁器製がいしを用いる。

不適当です。

 

アークホーンは、主に雷サージなどによる過電圧が原因でがいしが閃絡した際に、

 そのアークをがいし本体から離れた位置で発生させ、

 がいし表面の損傷を防ぐための器具です。

 

 それで、塩害による絶縁低下を防ぐ役割は基本的にありません。

選択肢2. 外被にシリコーンゴムを採用したポリマーがいしを用いる。

適正な記述です。

 

シリコーンゴムは優れたはっ水性を持ち、

 塩分を含んだ水分が付着しても流し落とすため、

 漏れ電流の発生を抑制し、非常に効果的な塩害対策となります。

選択肢3. 懸垂がいしの連結個数を増加させ、対地間絶縁強度を上げる。

適正な記述です。

 

 がいしの連結個数を増やせば、全体の沿面距離が長くなるため、

絶縁強度を向上させ、塩害による漏れ電流の増加やフラッシオーバを防ぐ効果があります。

選択肢4. 沿面距離を長くとり耐電圧性能を向上させた深溝がいしを用いる。

適正な記述です。

 

 深溝がいしを用いれば、沿面距離が長くなるため、

がいし表面に付着した塩分と水分による漏れ電流を防ぐ効果が得られます。

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