1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問23 (午前 ハ 問11)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問23(午前 ハ 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

配電系統の保護に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 高圧配電線の地絡保護のため、地絡継電器を施設する。
  • 高圧配電線の短絡保護のため、過電圧継電器を施設する。
  • 高圧配電線の短絡保護のため、電路に過電流遮断器を施設する。
  • 高圧配電線の異相地絡保護のため、過電流継電器と地絡継電器を施設する。

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この過去問の解説 (2件)

01

配電系統での事故が生じた際に、被害を抑えるために、
 各種の継電器(リレー)が設置され、回路を遮断・解放します。


 この問題は、各種の保護継電器の役割を問うものです。

選択肢1. 高圧配電線の地絡保護のため、地絡継電器を施設する。

適当な記述です。

 

地絡保護継電器(GR)は、

 配電線から大地へ流れる地絡電流を検出し、遮断器を動作させる保護装置です。

 

地絡事故は配電系統で最も多い事故なので、GRによる保護は必須です。

選択肢2. 高圧配電線の短絡保護のため、過電圧継電器を施設する。

不適当な記述です。

 

短絡事故の際には、過大な短絡電流が流れるため、

 必要とされるのは、「過電流」継電器です。

 

「過電圧」継電器という部分が不適当です。

選択肢3. 高圧配電線の短絡保護のため、電路に過電流遮断器を施設する。

適当な記述です。

 

短絡時に生じる過大な電流を検出し、

 遮断器を動作させるのが、過電流遮断器であり

 配電線路における最も重要な保護装置の一つです。

選択肢4. 高圧配電線の異相地絡保護のため、過電流継電器と地絡継電器を施設する。

適当な記述です。

 

異相地絡とは、三相電路のうち 1 相のみで発生する地絡事故です。

 

 事故相に 大きな地絡電流 が流れ、設備を損傷させるだけでなく、

  電圧バランスが崩れ、他の相に過電圧を発生させることから、

  火災や停電につながる事故です。

 

保護には、過電流継電器(OCR)と地絡継電器(GR)を組み合わせて使用します。

 

これはOCRにより、短絡による過電流を検出させ、

 GRによって、地絡電流を検出させるためです。

まとめ

地絡・短絡といった、それぞれの事故と、事故の結果生じる電流を把握すると

 どんな保護継電器が必要になるか判断しやすくなるでしょう。

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02

配電系統の保護に関する問題です。

選択肢1. 高圧配電線の地絡保護のため、地絡継電器を施設する。

問題文の内容通りです

 

地絡継電器は、整定値以上の零相電流(地絡電流)により動作し、遮断器を動作させて電路の遮断・開放を行います。

選択肢2. 高圧配電線の短絡保護のため、過電圧継電器を施設する。

高圧配電線の短絡保護のため、過電流継電器を施設する

 

過電流継電器の整定値以上の過電流や短絡電流が流れると動作し、遮断器を動作させて電路の遮断・開放を行います。

過電流継電器は、三相のうち二相に設置して、短絡事故に対応します。

 

高圧配電線の保護のためには、電源が停電もしくは電圧低下したときに、不足電圧継電器が動作します。

選択肢3. 高圧配電線の短絡保護のため、電路に過電流遮断器を施設する。

問題文の内容通りです

 

過電流遮断器は、電気回路上で短絡が起きて電線の許容量を超える電流が流れたときに、負荷を保護するために、すみやかに回路を遮断して保護します。

過電流遮断器には、配線用遮断器・ヒューズ・漏電遮断器などが有り、総称して過電流遮断器と称します。

選択肢4. 高圧配電線の異相地絡保護のため、過電流継電器と地絡継電器を施設する。

問題文の内容通りです

 

異相地絡とは、異なる相が同時に地絡を起こし、相関短絡が生じている状態です。

配電線に異相地絡事故が生じると、地絡による地絡電流と短絡による過電流が生じるため、両方を検出・動作する過電流継電器と地絡継電器が施設されます。

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