1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問9 (電力・電気機器 問3)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問9(電力・電気機器 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

電力系統の電気計算に用いられるパーセント法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • %インピーダンスは、定格電圧に対して、定格電流が流れた場合に生じるインピーダンス降下をパーセントで表したものである。
  • 発電機及び変圧器のそれぞれの%インピーダンスは、機器の自己容量ベースから基準容量ベースに換算する必要がある。
  • 変圧器の%インピーダンスは電圧比を乗じて、求める側の送電電圧に換算する必要がある。
  • 送電線の%インピーダンスは、%抵抗分と%リアクタンス分からなる。

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この過去問の解説 (1件)

01

パーセント法は、発電機・変圧器・送電線など、定格電圧や定格容量が異なる機器を含む電力系統の計算を簡素化するために用いられることがポイントです。

選択肢1. %インピーダンスは、定格電圧に対して、定格電流が流れた場合に生じるインピーダンス降下をパーセントで表したものである。

適当です。

I[A]:定格電流、Z[Ω]:インピーダンス、V[V]:定格電圧

とおくと、

%Z=IZV×100

選択肢2. 発電機及び変圧器のそれぞれの%インピーダンスは、機器の自己容量ベースから基準容量ベースに換算する必要がある。

適当です。

発電機や変圧器はそれぞれ定格容量が異なることから、%インピーダンスをそのまま比較・合成することができないため、

電力系統全体で共通の基準容量を設定したうえで、各機器の%インピーダンスを換算します。

基準電圧は同じとしたとき、Z旧:換算前のインピーダンス、Z新:換算後のインピーダンス、P基:基準容量、P自:自己容量

とすると、

%Z新=%Z旧×P基P自

となります。

選択肢3. 変圧器の%インピーダンスは電圧比を乗じて、求める側の送電電圧に換算する必要がある。

不適当です。

変圧器の%インピーダンスは、一次側と二次側で基準容量を同一とし、基準電圧を変圧比に合わせて設定することで同じ値になります。

ただし、インピーダンスをΩ単位で換算する場合には、変圧比の2乗を用います。

選択肢4. 送電線の%インピーダンスは、%抵抗分と%リアクタンス分からなる。

適当です。

送電線のインピーダンスZは、R:抵抗、X:リアクタンス

とすると、

Z=R+jX

となることから、送電線の%インピーダンスは抵抗成分とリアクタンス成分を考慮し、

%Z=%R+j%X

と表すことができます。

まとめ

この問題では、”基準容量を統一すること”、”変圧器の%インピーダンスは一次側・二次側で同じ値になること”を覚えておきましょう。

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