1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問49 (関連工学(機械・土木・建築) 問5)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問49(関連工学(機械・土木・建築) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述に該当する山留め(土留め)壁の名称として、最も適当なものはどれか。

「遮水性がよく、原地盤の土砂を材料として用い、H型鋼などを芯材に利用した山留め(土留め)壁である。」
  • 親杭横矢板壁
  • ソイルセメント壁
  • 鋼矢板(シートパイル)壁
  • 場所打ち鉄筋コンクリート壁

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、山留め(土留め)壁の各工法における特徴(材料、遮水性、構造など)に関する知識を問うものです。

 

問題文にある3つの特徴(①遮水性がよい、②原地盤の土砂を材料として用いる、③H型鋼などを芯材に利用する)を基準に、各選択肢の工法を確認していきましょう。

選択肢1. 親杭横矢板壁

H形鋼などの親杭を地中に打ち込み、掘削を進めながら杭と杭の間に横矢板(木板など)をはめ込んでいく工法です。 

板の隙間から水が漏れるため遮水性がない(悪い)のが最大の特徴であり、原地盤の土砂も材料として用いません。

 

したがって、これは誤った記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢2. ソイルセメント壁

原地盤の土を掘削しながらセメントミルク(固化材)と練り混ぜてソイルセメントの柱(壁)を地中に造り、そこに強度のためのH形鋼などの芯材を挿入する工法(SMW工法など)です。 

隙間なく連続して壁を造るため遮水性がよく、土砂を搬出せずに原地盤の土砂をそのまま材料として利用し、H形鋼などを芯材とします。

 

問題文の記述と完全に一致します。 

したがって、これが最も適当な記述であり、正解です。

選択肢3. 鋼矢板(シートパイル)壁

両端に継手(ジョイント)がついた鋼製の矢板を、地中に連続して打ち込んでかみ合わせることで壁を造る工法です。 

継手がかみ合うため遮水性がよいという特徴はありますが、原地盤の土砂は材料として用いず、すべて鋼材のみで構成されます。 

 

したがって、これは誤った記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢4. 場所打ち鉄筋コンクリート壁

地盤に溝を掘削し、その中に鉄筋かごを建て込んでコンクリートを打ち込むことで、地中に直接鉄筋コンクリートの壁を造る工法(地中連続壁工法など)です。 

剛性が極めて高く遮水性もよいですが、掘削した土砂は地上へ排出し、代わりにコンクリートを用いるため、原地盤の土砂は材料として用いません。 

 

したがって、これは誤った記述であり、この選択肢は不正解です。

まとめ

主要な山留め壁工法の特徴をまとめると、

 

・親杭横矢板壁:遮水性なし。水が出ない地盤向け。 

・ソイルセメント壁:遮水性あり。原地盤の土砂+セメント+H形鋼(芯材)。 

・鋼矢板壁:遮水性あり。鋼材(シートパイル)のみで構成。 

・場所打ち鉄筋コンクリート壁:遮水性あり(高い)。鉄筋とコンクリートで構成。

 

です。

覚えておきましょう。

参考になった数0