1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問24 (午前 ハ 問12)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級電気工事施工管理技士試験 令和6年度(2024年) 問24(午前 ハ 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- こう長が長い配電線路の電圧降下を抑制するため、太い電線に張り替える。
- こう長が長い高圧配電線路の電圧降下を抑制するため、配電線の送り出し部にステップ式自動電圧調整器を施設する。
- こう長が長い配電線路の軽負荷時の電圧上昇を抑制するため、配電線の末端部に分路リアクトルを施設する。
- 需要家の引込口の電圧を適正電圧に保持するため、柱上変圧器内部のタップを変更し、二次側電圧を調整する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
配電系統の電圧調整に関する問題です。
正
問題文の内容通りです。
配電線路の抵抗値は、次式で求められます。
R=ρ×(ℓ/S)
R:抵抗、ρ:抵抗率、ℓ:こう長、S:電線断面積
電圧降下を抑制するには、配電線路抵抗を小さくする必要があり、S(断面積)を大きくすれば、良いことになり、太い電線に張り替えることで効果が出ます。
誤
こう長が長い高圧配電線路の電圧降下を抑制するため、配電線の送り出し部から末端に至るまでの電線路の途中に、ステップ式自動電圧調整器を施設する。
こう長が長く電圧降下が大きい電線路で、変電所の電圧調整だけではユーザーの電圧を許容内に保持できないときに、ステップ式自動電圧調整器(SVR)が使用されます。
SVRは、変電所の出口から末端までの電線路の途中に設置し、電圧降下が大きく1台のSVRだけでは調整できないときは、複数台を設置します。
正
問題文の内容通りです。
ケーブルの送電が多い地域では、軽負荷時にケーブルの静電容量による進み力率が生じ、系統電圧が上昇することがあり、力率改善のために分路リアクトルが系統切り離しを行います。
正
問題文の内容通りです。
変圧比が一定のとき、高圧配電線の末端では、変圧器の二次電圧が低くなり、柱上変圧器の一次側に定格電圧を中心に、5個程度のタップを設けて電圧降下に応じたタップを選定し、二次電圧を適正に保持します。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
02
配電系統の電圧調整(需要家に届く電圧を適正範囲に保つ)方法に関する設問です。
送電元から、需要家までの間の経路で生じる電圧降下は電圧を下げてしまいますし、
系統の静電容量により末端の電圧が上がる(フェランチ効果)といった、
正規の電圧から上下に逸脱させる要因と対策への理解が問われます。
正しい記述です。
同じ長さの送電線でも、太い電線にすれば、線路の抵抗は小さくなり、
電圧降下を減らす対策となるので、適正な記述です。
誤った記述で、これが正解です。
ステップ式自動電圧調整器は、負荷の変動による電圧変動を自動調整するための装置です。
それで電圧を調整する機能を持ちますが、
主に、電力供給の末端での電圧が適正範囲内に収まるよう調整する装置で、
「電圧降下を抑制するため」という部分が誤りです。
正しい記述です。
分路リアクトルにより、軽負荷時に静電容量の影響で末端電圧が上昇する
フェランチ現象による電圧上昇を抑えることができ、正しい記述です。
正しい記述です。
変圧器内部には、一次側と二次側の巻数比を切り替えるタップがあり、
需要家引き込み口に到達している電圧と、
実際に需要家で受電すべき電圧との調整を行なうことができます。
用語や用途も正確に述べている記述です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問23)へ
令和6年度(2024年) 問題一覧
次の問題(問25)へ