1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問9 (午前 ロ 問3)
問題文
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問題
1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問9(午前 ロ 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 送電線と通信線との平行する長さに反比例する。
- 導電率の高い架空地線を設置すると小さくなる。
- 送電線の地絡故障や各相の負荷電流の不平衡により発生する。
- 各相と通信線との間の相互インダクタンスの不平衡により発生する。
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この過去問の解説 (2件)
01
架空送電線の近くを通る通信線は、送電線からの電磁誘導によってノイズの混入等の悪影響を受けることがあります。
影響が大きくなる原因には、
送電線の配置によって誘導電圧が放射されやすくなっていたり、
事故により大きな地絡電流が流れる場合や、
送電線の各相の電流不平衡などがあります。
もっとも不適当な記述です。
なぜなら、送電線と通信線が並行する長さが、長ければ長いほど、電磁誘導電圧の影響を強く受けるためです。
ですから、正しくは「比例する」であって、この選択肢の「反比例する」が不適当です。
適切な説明です。
架空地線は、いわゆるアース線と接続された架空線のことであり、送電線から発生する誘導電圧を地面に逃がす働きをします。
もっとも、架空地線自体の接地が十分でないとか、導電率が低い(つまり電流が流れにくい)架空地線だと、効果が少なくなります。
それで導電率の高い架空地線を設置すると電磁誘導電圧を小さくすることができます。
適切な説明です。
地絡故障が生じると大きな地絡電流が流れ、大きな誘導電圧が生じます。
また負荷電流の不平衡が大きいと、各相の誘導電圧を十分に打ち消せないため、誘導電圧を大きくしてしまいます。
そのため、この選択肢は適切です。
適切な説明です。
電力線の各相と通信線との相互インダクタンスが同一であれば、各相の誘導電圧が打ち消し合って障害は小さくなります。
しかし電力線の各相と、通信線の相互インダクタンスが不平衡だと、電力線からの影響が均一ではなくなり、十分に打ち消し合うことができないため誘導電圧に寄る障害が大きくなります。
送電線に電流が流れると、その周囲には磁界が生じ、この磁界が近くの通信線に影響を与え、電圧として誘起される現象を「誘導電圧」といいます。
つまり大電流が流れる送電線の近くに通信線があると、空間を伝わる磁力によって電圧が生じ、この電圧が、通信線に雑音、誤作動、信号劣化などを引き起こします。
それで防止するには ・通信線と電力線との距離を離す ・電磁力の放射を地線などで防ぐ ・電力線の各相を流れる電流や、各相の電流と通信線との相互インダクタンスを均一にすることで、誘導電圧を打ち消し合わせる といった方法があります。
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02
空送電線に近接している通信線への電磁誘導電圧に関する問題です。
なお、電磁誘導電圧を求める計算は、複雑になって簡単には解説できないため、省略して抽象的な表現で留めます。
誤
送電線と通信線との平行する長さに比例する。
電磁誘導は、送電線の発生する磁界と、通信線が鎖交することで発生し、電流と平行長に比例します。
正
問題文の内容通りです。
架空地線にアルミ覆鋼より線などを使用し、低抵抗として、また架空地線の条数を増やすことで、遮へい効果を向上させることによって、電磁誘導を減少します。
また、架空地線で故障電流を分流させることで、起誘導電流が減少させられます。
正
問題文の内容通りです。
各相の電流との不平衡から、ベクトル和が通信線に電圧が生じます。
正
問題文の内容通りです。
誘導電圧は、送電線と通信線の相互インダクタンスと、送電線に流れる各電流の電磁誘導から誘導電圧が生じます。
通所運転時、三相平衡であれば、誘導電圧のベクトル和は0となって、誘導電圧がなくなります。
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