1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問27 (午前 ハ 問15)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問27(午前 ハ 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

三相200Vの電動機回路に関する記述として、「内線規程」上、誤っているものはどれか。
  • 普通かご形電動機の定格出力が3.7kWなので、始動装置の使用を省略した。
  • 電動機回路に最大使用電流の約150%の定格目盛をもつ電動機用の普通目盛電流計を使用した。
  • 定格出力0.2kWの電動機の電源を、コンセントから供給したので手元開閉器を省略した。
  • 連続運転する単独の電動機の定格電流が50A以下なので、その電線の許容電流を定格電流の1.25倍以上とした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

おそらく国内で最も多用されている

 三相200Vの電動機の設計・施工に関する知識を問う問題です。

 

電気設備に関する技術基準と解釈、内線規程に基づく、

 可否の基本的な条件を記憶しておくなら、施工管理の現場で役立ちます。

選択肢1. 普通かご形電動機の定格出力が3.7kWなので、始動装置の使用を省略した。

適正な記述です。

 

内線規程では、電動機の定格出力が3.7kW以下であれば、

 始動装置は省略できるとされています。

 

これは、3.7kW程度までのモーターであれば、全電圧始動をさせても、

 始動電流がそれほど大きくはならないため、規定されています。

選択肢2. 電動機回路に最大使用電流の約150%の定格目盛をもつ電動機用の普通目盛電流計を使用した。

不適当な記述です。

 

内線規程では、電動機用の電流計は、始動時の大きな電流に耐えるため、

 最大使用電流の125%以上150%以下の範囲で適切な定格目盛のものを

 選ぶよう求めています。

 この選択肢では「約150%」と記載しており、この点が厳密にいえば間違っています。

 

例えば、最大電流の152%の定格目盛を持つ電流計は、約150%ではありますが、

 150%以下ではありません。

 

よって不適当な記述です。

選択肢3. 定格出力0.2kWの電動機の電源を、コンセントから供給したので手元開閉器を省略した。

適正な記述です。

 

原則として、すべての電動機には手元開閉器を施設する必要がありますが、

 内線規程では、定格出力0.2kW以下の電動機で

 コンセントから電源供給されるものは、手元開閉器を省略できます。

 

これは、コンセントの抜き差しが手元開閉器の代わりとなるためであり、

 定格出力とコンセントによるとの条件を満たす場合のみ、手元開閉器を省略できます。

選択肢4. 連続運転する単独の電動機の定格電流が50A以下なので、その電線の許容電流を定格電流の1.25倍以上とした。

適正な記述です。

 

内線規程では、連続運転する電動機の専用回路)では、
 電線の許容電流は、モータの定格電流の125%以上とするとしています。

 

よって、適正な記述です。

参考になった数12

02

「内線規程」上の、三相200Vの電動機回路に関する問題です。

選択肢1. 普通かご形電動機の定格出力が3.7kWなので、始動装置の使用を省略した。

問題文の内容通りです

 

出力3.7kWを超える三相誘導電動機は、始動時にかかる過大電流を抑えるために、始動装置を必要とします。

選択肢2. 電動機回路に最大使用電流の約150%の定格目盛をもつ電動機用の普通目盛電流計を使用した。

電動機回路に最大使用電流の200%の定格目盛をもつ普通目盛電流計を使用した

または

電動機回路に最大使用電流の150%~200%の定格目盛をもつ電動機用超過目盛電流計を使用した

 

動機回路に設置する電流計は、始動時の大電流による破損を防ぐため、最大使用電流(定格電流)の約150%〜200%の定格目盛を持つ電動機用超過目盛電流計を使用します。

 

普通目盛電流計を用いる場合は、最大使用電流の約150%の定格目盛をもつものを選定しますが、電動機用では、最大使用電流の200%の定格目盛をもつ電流計とします。

選択肢3. 定格出力0.2kWの電動機の電源を、コンセントから供給したので手元開閉器を省略した。

問題文の内容通りです

 

電動機には、操作しやすい位置に、手元開閉器を施設する必要がありますが、以下のいずれかの場合は、手元開閉器の施設は不要です。

 

1) 電動機を施設した機械器具や電力装置に、適切な開閉器が取り付けてある場合。

2) 定格出力0.2kW以下の電動機をコンセントから使用する場合

3) 専用の分岐回路から回路が構成され、フロートスイッチや圧力スイッチなどで、自動的に操作される場合。

選択肢4. 連続運転する単独の電動機の定格電流が50A以下なので、その電線の許容電流を定格電流の1.25倍以上とした。

問題文の内容通りです

 

連続運転する電動機の分岐回路の電線は、過電流遮断機の定格電流の1/2.5 (40%)以上の許容電流があり、単独の電動機に電気を供給する部分は、次のことが必要です。

 

1) 電動機などの定格電流が50A以下の場合、定格電流の1.25倍以上の許容電流とします。

2) 電動機などの定格電流が50Aを超える場合、定格電流の1.1倍以上の許容電流とします。

参考になった数2