1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問29 (午前 ハ 問17)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問29(午前 ハ 問17) (訂正依頼・報告はこちら)

キュービクル式高圧受電設備に関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、誤っているものはどれか。
  • 接地線及び接地母線は、裸の軟銅より線を使用する。ただし、接地母線には、銅帯を使用することができる。
  • 外部の接地工事に接続する接地端子は、外箱の扉を開いた状態で、漏れ電流を安全に測定できるように取り付ける。
  • 通気孔(換気口を含む。)は、小動物などの侵入を防止する処置として、直径10mmの丸棒が入るような孔又は隙間がないものとする。
  • 本体、屋根、扉及び囲い板は、JISに規定する鋼板を用い、鋼板の厚さは、屋内用は標準厚さ1.6mm以上、屋外用は標準厚さ2.3mm以上とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

キュービクル式高圧受電設備とは、発電所から送られてくる高圧電気を

 工場やビルで使用できる低圧に変換する設備であり、

 変圧器・各種の継電器・計測機器などを、キューブ(立方体)に納めたものです。

 

専用の電気室や塀やフェンスで囲われた広い場所を必要とせず、

 コンパクトに変電設備を収容できるため、広く使用されています。

選択肢1. 接地線及び接地母線は、裸の軟銅より線を使用する。ただし、接地母線には、銅帯を使用することができる。

誤っています。

 

 「裸の」軟銅より線とありますが、被覆で覆われた軟銅より線を使用できますし、

 その方が一般的です。

選択肢2. 外部の接地工事に接続する接地端子は、外箱の扉を開いた状態で、漏れ電流を安全に測定できるように取り付ける。

正しい内容です。

 

 漏れ電流測定は、電気を使用している状態で測定する必要がありますが、

安全を確保するために、鉄税の扉の内側に端子を設けます。

 それで専門家が扉を開いた状態で、安全のうちに作業できるように、

 接地端子を設けるべきです。

選択肢3. 通気孔(換気口を含む。)は、小動物などの侵入を防止する処置として、直径10mmの丸棒が入るような孔又は隙間がないものとする。

正しい内容です。

 

 ネズミ等の小動物の侵入による電気事故を防ぐために、

記述のような規定があります。

 

 

選択肢4. 本体、屋根、扉及び囲い板は、JISに規定する鋼板を用い、鋼板の厚さは、屋内用は標準厚さ1.6mm以上、屋外用は標準厚さ2.3mm以上とする。

正しい内容です。

 

 外部からの飛来物や衝突による事故を防ぎ、

かつ電気的に外部と遮断するために、記述のように規定されています。

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02

「日本産業規格(JIS)」上の、キュービクル式高圧受電設備に関する問題です。

 

参照のJISは、「JIS C 4620 (キュービクル式高圧受電設備)」です。

選択肢1. 接地線及び接地母線は、裸の軟銅より線を使用する。ただし、接地母線には、銅帯を使用することができる。

接地線及び接地母線は、低圧絶縁電線を使用する。ただし、接地母線には、銅帯を使用することができる

 

「JIS C 4620」7.4.3 接地

【 キュービクル内の接地回路配線と接地端子は,次のようにします。

a) 接地線と接地母線は、低圧絶縁電線を使用します

ただし、接地母線には、銅帯を使用することができます。

b) 機器の接地は、A種接地工事・B種接地工事・C種接地工事・D種接地工事に区分し、接地端子または接地母線まで配線します。

以下の8項目は省略します。 】

選択肢2. 外部の接地工事に接続する接地端子は、外箱の扉を開いた状態で、漏れ電流を安全に測定できるように取り付ける。

問題文の内容通りです

 

「JIS C 4620」7.4.3 接地

【 g) 外部の接地工事で接続する接地端子は、外箱の扉を開いた状態で漏れ電流を、安全に測定できるように取り付けます

h) 受電箱と配電箱間は、電気的に確実に接地端子と接続します。

i) 外部の接地工事での接続する接地端子構造は、次のようにします。

1) 接地種別に対応した接地端子とします。

2) 銅か黄銅製とし、接地線が簡単に電気的に接続でき、緩まないようにします。

3) 避雷器用の接地端子は、外箱と絶縁し、他の接地端子と離します。 】

選択肢3. 通気孔(換気口を含む。)は、小動物などの侵入を防止する処置として、直径10mmの丸棒が入るような孔又は隙間がないものとする。

問題文の内容通りです

 

「JIS C 4620」7.2 外箱

【 h) 換気口を含む通気孔は、小動物が侵入しないような防止処置をし、直径10 mmの丸棒が入る孔や隙間がないようにし、ケーブルの貫通部なども同じようにします。 】

選択肢4. 本体、屋根、扉及び囲い板は、JISに規定する鋼板を用い、鋼板の厚さは、屋内用は標準厚さ1.6mm以上、屋外用は標準厚さ2.3mm以上とする。

問題文の内容通りです

 

「JIS C 4620」7.2 外箱

【 a) 外箱は、ベースを含む本体・屋根・扉・囲い板・底板で構成し、材料は次のようにし、換気口は,JISに規定する金網・エキスパンドメタルでも構いません。

1) 本体・屋根・扉・囲い板は、JISに規定する鋼板を使い、鋼板の厚さは、屋内用は標準厚さ1.6 mm以上、屋外用は標準厚さ2.3 mm以上、またはこれらと同等以上の機械的強度を有することを要します。

2) 底板は、JISに規定する鋼板を使い、鋼板の厚さは、標準厚さ1.6 mm以上またはこれらと同等以上の機械的強度を有するとします。

3) ガラス窓を設けるときは、JISに規定する厚呼びの種類が、6.8 mm以上の金属製の網入板ガラス、またはこれと同等以上の機械的強度と防火性能を有するものを使います。 】

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