1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問33 (午前 ハ 問21)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問33(午前 ハ 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

コージェネレーションシステム(CGS)に関する記述として、「日本産業規格(JIS)」上、誤っているものはどれか。
  • コンバインドサイクルとは、高温の熱機関サイクルと低温の熱機関サイクルとを直列に組み合わせたサイクルのことである。
  • ピークカット運転とは、発電機の過負荷停止を避けるために、発電機容量に見合った負荷以外を遮断する方式である。
  • 電力負荷追従運転とは、電力需要を基準にCGSを運転する運転制御方式である。
  • 熱電比とは、建物又は施設の熱需要を電力需要で除した値である。

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この過去問の解説 (2件)

01

コージェネレーションシステムとは、熱電併給システムの一種であり、

 ガスなどの燃料から電気を作り出す際に発生する排熱を回収し、
 冷暖房や給湯などに活用するシステムのことです。


燃料から電気と熱の両方を生み出すことで、

 エネルギー利用効率を高められるので、

 省エネ・CO2削減・省コストに貢献するとして注目されています。

選択肢1. コンバインドサイクルとは、高温の熱機関サイクルと低温の熱機関サイクルとを直列に組み合わせたサイクルのことである。

正しい記述です。

 

記述の通りコンバインドサイクルとは、ガスタービンなどの高温側熱機関と、
 その排熱を利用する蒸気タービンなどの低温側熱機関を組み合わせた方式のことです。

 

生み出された熱を、最初の高温での利用に加え、利用後の排熱をも利用することで、
 全体での効率を高めています。

選択肢2. ピークカット運転とは、発電機の過負荷停止を避けるために、発電機容量に見合った負荷以外を遮断する方式である。

誤った記述です。

 

ピークカット運転とは、電力需要がピークとなる時間帯に、
 コージェネレーションシステムを運転することで、
 電力会社から購入する電力の最大需要電力(ピーク)を減らす方式です。

 

電気料金は、需要家ごとの最大電力に応じて、
 契約され、請求されるため、ピークを減らすことで、
 コージェネを使用しても、総額の請求を減らすことができるので

 採用される運転方法です。

選択肢3. 電力負荷追従運転とは、電力需要を基準にCGSを運転する運転制御方式である。

正しい記述です。

 

コージェネレーションシステムでは、熱と電気の両方を生み出しますが、
 建物や施設の電力需要を最優先して発電量を調整する方式を
 電力負荷追従運転といいます。

 

この場合、通常は給湯や空調に使用する排熱が余ることがあり、
 その場合には放熱により捨てられます。

選択肢4. 熱電比とは、建物又は施設の熱需要を電力需要で除した値である。

正しい記述です。

 

熱電比とは、施設のエネルギー特性を表す指標の一つです。
 (熱電比=熱需要÷電力需要)

 

熱電比が大きいということは、熱需要が多いことを示し
熱電比が小さければ、電力需要が多いことを示します。

 

一般に病院やホテルでは熱電比が大きく、
 オフィスビルでは熱電比が小さいことが多いようです。

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02

「日本産業規格(JIS)」上の、コージェネレーションシステム(CGS)に関する問題です。

 

コージェネレーションシステム(CGS)は、エネルギーの有効利用のため、電気エネルギーを取出す発電装置に加え、発電装置から発生する燃焼ガスや冷却排温水を取り出す装置を加え、入力エネルギーを効率よく多段的に利用するシステムです。

選択肢1. コンバインドサイクルとは、高温の熱機関サイクルと低温の熱機関サイクルとを直列に組み合わせたサイクルのことである。

問題文の内容通りです

 

「JIS B 8121(コージェネレーションシステム用語)」

【 2.1 システム一般

コンバインドサイクルとは、高温熱機関サイクルと低温熱機関サイクルを直列に組み合わせたサイクルです。

例えば、ガスタービンと蒸気タービンとを組み合わせた、コンバインドサイクルがあります。 】

選択肢2. ピークカット運転とは、発電機の過負荷停止を避けるために、発電機容量に見合った負荷以外を遮断する方式である。

負荷選択遮断とは、発電機の過負荷停止を避けるために、発電機容量に見合った負荷以外を遮断する方式である

 

「JIS B 8121(コージェネレーションシステム用語)」

【 2.3 システム計画・運用

ピークカット運転とは、需要電力のピーク負荷部分に、発電電力を供給する運転方式です。 】

 

問題文の内容は、負荷選択遮断のことで、JISによれば、以下のようになります。

負荷選択遮断とは、系統または他の発電機に異常が起きたときに、発電機の過負荷停止を避けるために、発電機容量に見合った負荷以外を選択し、遮断することです。 】

選択肢3. 電力負荷追従運転とは、電力需要を基準にCGSを運転する運転制御方式である。

問題文の内容通りです

 

「JIS B 8121(コージェネレーションシステム用語)」

【 2.4 運転制御

電力負荷追従運転とは、電力需要を基準として、CGSを運転する運転制御方式です。 】

同時に発生する排熱は、熱負荷に応じて利用し、余りは放熱します。

選択肢4. 熱電比とは、建物又は施設の熱需要を電力需要で除した値である。

問題文の内容通りです

 

「JIS B 8121(コージェネレーションシステム用語)」

【 2.4 運転制御

熱電比とは、建物や施設の熱需要と電力需要との比のことです。

この比の値は、「熱需要/電力需要」で求めます。

なお、コージェネレーションシステムの、熱出力と電気出力との比にも、利用されます。 】

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