1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問39 (午前 ハ 問27)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問39(午前 ハ 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

構内情報通信網(LAN)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ファイアウォールは、不正なアクセスを遮断し内部のネットワークの安全を維持する機能を有するものである。
  • レイヤ2スイッチは、IPアドレスを読み取り、その端末が接続されているポートだけを相互接続するものである。
  • PoEは、LANケーブルを用いて、端末機器に電力を供給する機能である。
  • VLAN機能は、スイッチと端末の物理的な接続形態によらず、論理的に複数の端末をグループ化するものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

構内情報通信網(LAN:Local Area Network)とは、
 会社などの特定の範囲でサーバー等の情報機器を接続し、
 データを共有するためのネットワークのことです。

選択肢1. ファイアウォールは、不正なアクセスを遮断し内部のネットワークの安全を維持する機能を有するものである。

適切な記述です。

 

ファイアウォール(Firewall)とは、

 ネットワークの出入口に設置される防御装置です。

 

通信の送信元・宛先・ポート番号などを監視し、

 許可された通信のみを通過させることで不正なアクセスを遮断し

 ネットワークの安全を維持します。

選択肢2. レイヤ2スイッチは、IPアドレスを読み取り、その端末が接続されているポートだけを相互接続するものである。

不適当な記述です。

 

ネットワークは何層にも積み重ねられたシステムで構成され、

 構成要素は「OSI参照モデル」で定義されています。

 

レイヤ2スイッチというのは、OSI参照モデルの第2層

 (データリンク層)で動作することを意味しており、

 第2層では機器固有に与えられたMACアドレスにより

 通信先を判断し、接続します。

 

記述にあるような、IPアドレスを読み取るのはレイヤ3

 第3層(ネットワーク層)のスイッチなので、

 「レイヤ2でIPアドレスを読み取る」という記述が誤りです。

選択肢3. PoEは、LANケーブルを用いて、端末機器に電力を供給する機能である。

適切な記述です。

 

PoE(Power over Ethernet)とは、LANケーブル(Ethernet)により、

 通信と電力供給を同時に行う機能です。

 

無線LANアクセスポイントや監視カメラなどで使用されており、

 別途の電源配線が不要になる利点があります。

選択肢4. VLAN機能は、スイッチと端末の物理的な接続形態によらず、論理的に複数の端末をグループ化するものである。

適正な記述です。

 

VLAN(Virtual LAN)とは、物理的には同じスイッチに接続されていても
 論理的に別ネットワークとして分離できる技術のことで記述通りです。

 

セキュリティ向上やトラフィック制御に有用であり、

 ネットワークの再構築や切り離しが物理的接続よりも容易な特長があります。

まとめ

近年の建設工事では、情報機器ネットワークは必須となっています。

 

施工管理を行ってゆくには、専門知識には欠けていても、

 情報ネットワークについて概要を把握しておきましょう。

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02

この問題は構内情報通信網(LAN)からの出題で、主に用語の意味に関する問題となります。

以下の選択肢から誤った記述を選択しましょう。

 

選択肢1. ファイアウォールは、不正なアクセスを遮断し内部のネットワークの安全を維持する機能を有するものである。

ファイアウォール(Firewall)は不正なアクセスを防ぐための機器およびアクセス制御を実行するシステムを言い、外部ネットワーク(インターネット)と内部ネットワーク(イントラネット)の境界に設置することで、特定のパケットのみを通過させるフィルタリング機能を有するものとなります。よってこちらは正しいです。

選択肢2. レイヤ2スイッチは、IPアドレスを読み取り、その端末が接続されているポートだけを相互接続するものである。

レイヤ2スイッチ(データリンク層)はLANスイッチの一種で、受信したMACアドレスを読み取りその端末が接続されているポートだけを相互接続するものとなります。MACアドレスとは機器固有の識別番号であり、物理アドレスとも言われています。また、IPアドレスはIPネットワーク用いて通信を行うコンピューター固有のアドレスとなります。よってこちらは誤りです。

選択肢3. PoEは、LANケーブルを用いて、端末機器に電力を供給する機能である。

LANケーブルを用いて端末機器に電力を供給する機器をPoEと言い、電源を取りにくい場所などでも活用でき、電力用の配線が不要などの利点があります。ちなみに電力を供給する機器をPSE。電力を受ける側をPDと呼びます。よってこちらは正しいです。

選択肢4. VLAN機能は、スイッチと端末の物理的な接続形態によらず、論理的に複数の端末をグループ化するものである。

VLAN機能はLANの物理的な接続形態とは別にLANスイッチの機能を利用して論理的に独立したLANセグメントに分割することで複数の端末をグループ化することが出来ます。よってこちらは正しいです。

まとめ

情報通信分野の用語の定義をすべて暗記するのは中々厳しいですが、過去の傾向としてLANスイッチレイヤ2とMACアドレスの関係性について問われている問題は多く出題されている印象がありますので、こちらだけでも覚えて頂けたら幸いです。

参考になった数1

03

構内情報通信網(LAN)に関する問題です。

選択肢1. ファイアウォールは、不正なアクセスを遮断し内部のネットワークの安全を維持する機能を有するものである。

問題文の内容通りです

 

ファイアウォールは、組織内のコンピュータネットワークへの外部からの侵入を防ぐために、外部との境界を流れるデータを監視し、不正アクセスを検出して遮断する機能を持つシステムです。

選択肢2. レイヤ2スイッチは、IPアドレスを読み取り、その端末が接続されているポートだけを相互接続するものである。

レイヤ2スイッチは、MACアドレスを読み取り、その端末が接続されているポートだけを相互接続するものである

 

レイヤ2スイッチは、自分で接続しているコンピュータ情報であるMACアドレスを記憶し、パケットの宛先に応じてポートを選択し、送り出すハブ(集線装置)です。

 

MACアドレスは、LANカードなどネットワーク機器に割り当てられているアドレスで、機器から次の届け先が示されます。

IPアドレスは、インターネットで、コンピュータに割り当てられたアドレスで、最終的な届け先が示されます。

選択肢3. PoEは、LANケーブルを用いて、端末機器に電力を供給する機能である。

問題文の内容通りです

 

PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを通して電力を供給する方法で、LANケーブルだけで電力供給が受けられるため、屋外などの電源を確保しにくい場所でも設置しやすく、省線化できるメリットがあります。

選択肢4. VLAN機能は、スイッチと端末の物理的な接続形態によらず、論理的に複数の端末をグループ化するものである。

問題文の内容通りです

 

VLAN(バーチャルLAN)は、スイッチングハブに接続した端末を、グループ化する機能、あるいはそのグループで、物理的接続にとらわれずに、仮想的なLANグループが作成できます。

グループ生成方法は、次の3種類があります。

1) スイッチングハブのポートごとに作成。

2) 端末のMACアドレスごとに作成。

3) ネットワークアドレスを指定して作成。

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