1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問42 (午前 ハ 問30)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問42(午前 ハ 問30) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄道信号保安に関する用語の定義として、「日本産業規格(JIS)」上、誤っているものはどれか。
  • フェールセーフとは、装置が故障した場合でも安全側状態になり、危険側に動作しないことをいう。
  • 表示とは、合図、標識などで条件・状態を表すことをいう。
  • 自動列車制御装置とは、列車の速度制御、停止などの運転操作を自動的に制御する装置をいう。
  • 連動図表とは、配線略図などを記載した連動図と、連動の内容を記載した連動表とから構成されるものをいう。

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この過去問の解説 (2件)

01

鉄道信号保安とは、列車の衝突や脱線を防ぐと共に、

 速度超過の抑制など、

 列車の安全な運行のために設置される装置やシステムを指します。

選択肢1. フェールセーフとは、装置が故障した場合でも安全側状態になり、危険側に動作しないことをいう。

正しい記述です。

 

フェールセーフ(Fail Safe)とは、装置やシステムが故障しても、
 人命や設備に危険が及ばない「安全側」の状態になる設計思想です。

 

例えば、

 信号が故障した場合には、「停止を指示する表示」になり、

 信号回路が断線した場合にも、「列車が停止」する設計のことで

 正しく記述されています。

選択肢2. 表示とは、合図、標識などで条件・状態を表すことをいう。

正しい記述です。

 

「表示」とは、視覚的な手段で、条件・状態・指示などを伝えるものです。
 鉄道分野では、信号機の現示・標識・合図灯などで情報を伝えており、
 JISの定義とも整合しており、正しい記述です。

選択肢3. 自動列車制御装置とは、列車の速度制御、停止などの運転操作を自動的に制御する装置をいう。

誤っています。

 

JISにおける自動列車制御装置(ATC)とは、

 列車が許容速度を超えないように制御し、

 必要に応じて自動的にブレーキを作動させる保安装置とされています。

 

記述には、速度制御や運転操作とありますが、

 そこまでの機能は定義されておらず、

 安全速度を超えない、異常時に停止させるという、

 「停める」方向にのみ働く装置です。

選択肢4. 連動図表とは、配線略図などを記載した連動図と、連動の内容を記載した連動表とから構成されるものをいう。

正しい記述です。

 

連動図表とは、

 設備配置や配線の概要を示す図(連動図)と

 信号機・転てつ器などの相互関係を示す表(連動表)

  の2つを組み合わせたものです。

 

駅構内の信号保安設備の設計・保守に不可欠な資料であり、

 JISの定義とも一致した記述です。

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02

「日本産業規格(JIS)」上の、鉄道信号保安に関する用語の定義に関する問題です。

 

JIS規格は、JIS E 3013「鉄道信号保安用語」によります。

選択肢1. フェールセーフとは、装置が故障した場合でも安全側状態になり、危険側に動作しないことをいう。

問題の内容通りです

 

フェールセーフとは装置が故障した場合でも安全側状態になり、危険側に動作しないことです。

鉄道信号の装置故障時は、制限側を現示します。この制限側とは、列車を停止又は速度低下すること(安全側に動作すること)です。

選択肢2. 表示とは、合図、標識などで条件・状態を表すことをいう。

問題の内容通りです

 

表示とは、合図や標識などで、条件や状態を表すことです。

選択肢3. 自動列車制御装置とは、列車の速度制御、停止などの運転操作を自動的に制御する装置をいう。

自動列車制御装置とは、列車の速度を制限速度以下に、自動的に制御する装置をいう

 

自動列車制御装置とは、列車の速度を自動的に、制限速度以下に制御する装置で、ATCとも言います。

 

自動列車制御装置は、先行列車との間隔・前方の速度制限の有無等の条件から、閉そく区間ごとに制限速度を指定して列車に伝え、列車が制限速度を超えたときには、制限速度以下になるようブレーキをかけます。

選択肢4. 連動図表とは、配線略図などを記載した連動図と、連動の内容を記載した連動表とから構成されるものをいう。

問題の内容通りです

 

連動図表とは、連動装置の連鎖などの内容を、鉄道信号用文字記号や図記号などを使って、表した図表です。

連動装置の連鎖とは、信号機や転てつ器など相互間の扱いについて、一定の順序や制限を設けることです。

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