1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問46 (午前 ニ 問2)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問46(午前 ニ 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

給水設備に発生するウォーターハンマに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 管内の流速が速い所で生じやすい。
  • 管内の常用圧力が低い所で生じやすい。
  • 水柱分離が起こりやすい配管部分で生じやすい。
  • 水栓などにより瞬間的に水の流れを閉鎖した時に生じやすい。

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この過去問の解説 (2件)

01

ウォーターハンマとは、水撃作用と呼ばれ、
 配管内の水流が急に変化した時に生じる、
 圧力の急上昇・衝撃現象のことです。

 

衝撃が大きいと配管の振動や破損の原因になります。

 

一般に認識されるのは、洗濯機の給水が止まった時に、
 「ドン」という音が生じる状況です。

選択肢1. 管内の流速が速い所で生じやすい。

正しい記述です。

 

水が配管内を流れる速さ(流速)が速いほど、
 急停止したときの運動エネルギーが大きくなるため、
 ウォーターハンマが発生しやすくなります。

 

このため、高層建物の立て管や、
 給水加圧ポンプの直後などで、生じやすくなります。

選択肢2. 管内の常用圧力が低い所で生じやすい。

不適当な記述です。

 

常用圧力とは、通常運転時に管内に加わっている圧力のことです。

 

ウォーターハンマの発生は、流速の変化が主因のため、
 常用圧力の高低だけで自動的に発生するわけではありません。

 

しかし高い圧力(≒流速が速い)を急停止させた時に、
 発生しやすくなるため、どちらかというと
 常用圧力が高い所で生じやすくなります。

 

それで、低い所で生じやすいというの記述は不適当です。

選択肢3. 水柱分離が起こりやすい配管部分で生じやすい。

正しい記述です。

 

水柱分離とは、配管内の圧力が低下した結果、
 水が連続しなくなる現象のことです。

 

上向きの長い配管で生じやすい現象です。

 

分離後、水が再び結合するときに大きな衝撃圧が発生し
 ウォーターハンマが生じるため、正しい記述です。

選択肢4. 水栓などにより瞬間的に水の流れを閉鎖した時に生じやすい。

正しい記述です。

 

水栓などで急閉止すると、

  水の慣性により圧力波が発生し、ウォーターハンマが生じやすくなります。

 

洗濯機などの給水電磁弁や自動水栓などで生じやすいのは、

 この理由です。

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02

給水設備に発生するウォーターハンマに関する問題です。

 

ウォーターハンマは、水栓や弁に管内の流体の流れを瞬時に止めると、閉じた弁などの点より上流側圧力が急激に上昇し、生じた圧力波が管内系を一定速度で伝搬する現象です。

 

ウォーターハンマによって、配管や機器類が振動し、騒音を発生させ、配管の漏水や破損を引き起こす原因となります。

 

ウォーターハンマが生じ易い箇所は以下の通りです。

1) コックやレバーハンドルなどの瞬時に開閉する水栓や弁を使用する所。

2) 管内常用圧力が著しく高い所。

3) 管内常用流速が著しく速い所。

4) 水温の高い所。

5) 水中分離が起こりやすい配管か所。

6) 配管長に比べ、曲折の多い配管部分。

 

ウォーターハンマの防止策は以下です。

1) 流速を遅くします。

2) ウォーターハンマ水撃圧を吸収する空気だまりとなる配管部分に、ウォーターハンマ防止器を設置します。

選択肢1. 管内の流速が速い所で生じやすい。

問題の内容通りです

 

冒頭解説ウォーターハンマが生じ易い箇所の3)項によります。

選択肢2. 管内の常用圧力が低い所で生じやすい。

管内の常用圧力が高い所で生じやすい

 

冒頭解説ウォーターハンマが生じ易い箇所の2)項によります。

選択肢3. 水柱分離が起こりやすい配管部分で生じやすい。

問題の内容通りです

 

冒頭解説ウォーターハンマが生じ易い箇所の5)項によります。

選択肢4. 水栓などにより瞬間的に水の流れを閉鎖した時に生じやすい。

問題の内容通りです

 

冒頭解説ウォーターハンマが生じ易い箇所の1)項によります。

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