1級電気工事施工管理技士 過去問
令和7年度(2025年)
問74 (午後 ハ 問7)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和7年度(2025年) 問74(午後 ハ 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

直流電気鉄道における帰線の漏れ電流の低減対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 変電所への架空絶縁帰線を多数設け、レール電位の傾きを小さくした。
  • 変電所数を増加し、き電区間を縮小した。
  • クロスボンドを減らし、帰線抵抗を大きくした。
  • 道床の排水を良くして、レールからの漏れ抵抗を大きくした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

直流電気鉄道における帰線の漏れ電流の低減対策に関する問題です。

 

直流き電方式では、線路に近接した地中埋設金属に対し、漏れ電流が大地から抵抗の低い金属を通して変電所付近で流出してレールに戻り、電食を起こします。

帰線の漏れ電流の低減対策は、電食対策でもあります。

選択肢1. 変電所への架空絶縁帰線を多数設け、レール電位の傾きを小さくした。

問題の内容通りです

 

架空絶縁帰線によって、テール内の電位の傾きを減少させ、漏れ電流を減少させます。

選択肢2. 変電所数を増加し、き電区間を縮小した。

問題の内容通りです

 

変電所を増設し、き電する区間を縮小することで、漏れ電流を減少させます。

選択肢3. クロスボンドを減らし、帰線抵抗を大きくした。

クロスボンドを増設し、帰線抵抗を減少させた

 

クロスボンドを増設し、帰線抵抗を減少させます。

クロスボンドは、変電所から見たレールのインピーダンスを低減させます。

または、レールボンドの取り付けを完全に取付けるようにして、必要によって補助帰線を設けます。

選択肢4. 道床の排水を良くして、レールからの漏れ抵抗を大きくした。

問題の内容通りです

 

道床の排水を良くし、絶縁道床・絶縁締結装置などを採用して、漏れ抵抗を大きくします。

参考になった数11

02

直流電気鉄道における帰線とは電車線から変電所までの線路を言います。

絶縁不良が原因で帰線から漏れ電流が発生することがあり、その影響で周辺の金属電線管およびガス管などが電食(腐食)してしまう事があります。この問題はその帰線の漏れ電流の低減対策について問われています。

以下の選択肢から誤った記述を選択しましょう。

選択肢1. 変電所への架空絶縁帰線を多数設け、レール電位の傾きを小さくした。

レール電位の傾きを小さくすることで漏れ電流が発生しにくくなるので、こちらは低減対策として正しいです。

選択肢2. 変電所数を増加し、き電区間を縮小した。

変電所数を増加すると、き電区間は縮小され漏れ電流が発生しにくくなります。よってこちらは低減対策として正しいです。

選択肢3. クロスボンドを減らし、帰線抵抗を大きくした。

クロスボンドを減らしてしまうと、帰線抵抗は大きくなり漏れ電流は増幅してしまいます。低減対策としてはクロスボンドを増やし帰線抵抗を減らすことが対策の一つとなります。よってこちらは誤りです。

選択肢4. 道床の排水を良くして、レールからの漏れ抵抗を大きくした。

水気があると漏電の原因となってしまいますので道床の排水は低減対策として有効です。よってこちらは正しいです。

参考になった数5