1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問51 (関連工学(機械・土木・建築) 問7)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問51(関連工学(機械・土木・建築) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の鉄骨構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ラーメン構造は、柱と梁を剛強に接合した構造である。
  • ラーメン構造の柱や梁は、ブレース構造に比べて部材の断面は小さくなる。
  • ブレース構造は、柱、梁及びブレースで構成する三角形の形状によって骨組みの変形を防ぐ構造である。
  • ブレース構造の圧縮材は、部材全体が湾曲して変形する曲げ座屈が生じると急激に耐力が減少する。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、建築物の鉄骨構造における代表的な骨組みであるラーメン構造とブレース構造の特徴に関する正誤を問うものです。

それぞれの構造の力の伝わり方や部材の役割について確認していきましょう。

選択肢1. ラーメン構造は、柱と梁を剛強に接合した構造である。

ラーメン構造は、柱と梁の接合部を溶接や高力ボルトなどで強固に固定(剛接合)し、接合部が回転・変形しないようにすることで、地震や風などの外力に耐える構造です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢2. ラーメン構造の柱や梁は、ブレース構造に比べて部材の断面は小さくなる。

ラーメン構造は、ブレース(筋交い)等の斜め材を使わず、柱と梁の剛性のみで水平力(地震や風)に耐えなければなりません。そのため、接合部や部材に大きな曲げ応力がかかり、柱や梁の断面は大きくなります。

逆にブレース構造は、水平力を斜め材が負担してくれるため、柱や梁の断面を小さくすることができます。小さくなるとしている点が誤りです。 

したがって、これが最も不適当な記述であり、正解です。

選択肢3. ブレース構造は、柱、梁及びブレースで構成する三角形の形状によって骨組みの変形を防ぐ構造である。

ブレース構造は、柱と梁で作られた四角形の骨組みの中に斜め材(ブレース)を配置し、構造的に非常に変形しにくい三角形を構成することで、建物全体の変形を防ぐ構造です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢4. ブレース構造の圧縮材は、部材全体が湾曲して変形する曲げ座屈が生じると急激に耐力が減少する。

ブレース構造におけるブレースなどの細長い圧縮材は、押される力(圧縮力)が限界を超えると、部材が弓なりにたわんでポキっと折れ曲がるように変形する現象(座屈)を起こします。座屈が発生すると、その部材は急激に荷重を支えられなくなり(耐力が減少し)、構造全体に悪影響を及ぼします。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

まとめ

鉄骨構造の代表的な形式の主要なポイントをまとめると、

 

・ラーメン構造:柱と梁を剛接合して外力に耐える。部材の負担が大きく、断面は大きくなる。 

・ブレース構造:斜め材(ブレース)で三角形を構成して変形を防ぐ。部材の断面は小さくできるが、圧縮による座屈に注意が必要。

 

です。

覚えておきましょう。

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