1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問55 (施工管理法(応用能力) 問1)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問55(施工管理法(応用能力) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事における施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 総合仮設計画書は、工事現場の諸条件を踏まえ、現場事務所、作業場、材料置場、工事用足場、仮設電力等を検討し作成した。
  • 搬入計画書は、搬入経路、揚重機の選定、運搬車両の待機場所等を検討して作成した。
  • 施工計画書は、設計図、仕様書等に基づく技術的な検討を行い、VE提案も含めて作成した。
  • 施工体系図は、品質管理、資材管理等の各業務の担当者が明らかになるように作成した。
  • 安全衛生管理体制は、工事着手に伴う事前準備として、現場内の災害防止活動を展開していくために構築した。

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この過去問の解説 (1件)

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この問題は、建設工事における施工計画や関連書類の目的・内容に関する正誤を問うものです。

選択肢をひとつずつ確認していきましょう。

選択肢1. 総合仮設計画書は、工事現場の諸条件を踏まえ、現場事務所、作業場、材料置場、工事用足場、仮設電力等を検討し作成した。

総合仮設計画書は、工事を円滑に進めるために必要な仮設物(現場事務所、資材置き場、足場、仮設電気・水道など)の配置や計画を、現場の敷地条件や周辺環境を踏まえて総合的にまとめた書類です。 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢2. 搬入計画書は、搬入経路、揚重機の選定、運搬車両の待機場所等を検討して作成した。

搬入計画書は、資機材を現場に安全かつ効率的に搬入するため、現場までの経路、荷下ろしに使うクレーン等の揚重機の選定、トラックの待機場所などを具体的に検討してまとめた書類です。 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢3. 施工計画書は、設計図、仕様書等に基づく技術的な検討を行い、VE提案も含めて作成した。

施工計画書は、設計図書(図面や仕様書)の要求を満たすために、具体的な施工方法や手順を検討してまとめるものです。

その際、コスト縮減や品質向上を図るためのVE(バリューエンジニアリング)提案を盛り込むことは、工事の価値を高める上で非常に有効であり、実務的にも推奨されています。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢4. 施工体系図は、品質管理、資材管理等の各業務の担当者が明らかになるように作成した。

施工体系図とは、元請業者と全ての下請業者(1次下請、2次下請…)との契約関係や、各業者の主任技術者・現場代理人などをツリー状にまとめた図のことであり、建設業法で現場への掲示が義務付けられています。

一方、品質管理や資材管理など、現場内の具体的な「業務の担当者(役割分担)」を明らかにするために作成するものは、現場組織表(または施工体制図)です。

書類の目的と名称が一致していません。 

 

したがって、これが最も不適当な記述であり、正解です。

選択肢5. 安全衛生管理体制は、工事着手に伴う事前準備として、現場内の災害防止活動を展開していくために構築した。

安全衛生管理体制は、工事中の労働災害を防止するため、店社(会社)と現場が一体となって安全管理を行う組織体制のことです。

現場作業が始まる前の事前準備として構築し、災害防止活動の基盤とします。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

まとめ

施工計画に関する書類と目的の違いをまとめると、

 

・施工体系図:元請・下請の「契約関係」や各業者の技術者を明らかにするもの。(建設業法に基づく) 

・現場組織表:品質管理や安全管理など、現場スタッフの「役割分担・担当業務」を明らかにするもの。

 

です。

両者の違いは非常によく出題されるため、注意しましょう。

覚えておきましょう。

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