1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問59 (施工管理法(応用能力) 問5)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問59(施工管理法(応用能力) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

受変電設備における工場立会検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 工場立会検査は、現場据付後重大な異常が発見された場合、工期などに支障をきたすことになるので、出荷前の工場で各種の検査を行うものである。
  • 検査員は、検査の実施に先立ち関係者と協議し、検査項目、検査方法及び判定基準を決定した。
  • 絶縁耐力試験は、製品を分割搬入するため現場に搬入・据付後に行うこととし、工場立会検査時の試験を省略した。
  • 工場立会検査に使用する測定機器は、校正成績書などによりトレーサビリティがとれたものとした。
  • 工場立会検査時の指摘事項は、現場に搬入する際に、その内容が改善されていることを確認した。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、受変電設備を出荷する前に行う「工場立会検査」における適切な手順やルールに関する正誤を問うものです。

選択肢をひとつずつ確認していきましょう。

選択肢1. 工場立会検査は、現場据付後重大な異常が発見された場合、工期などに支障をきたすことになるので、出荷前の工場で各種の検査を行うものである。

工場立会検査の最大の目的は、現場に搬入・据え付けた後に寸法違いや性能不足などの重大な欠陥が見つかり、大きな手戻り(工期遅延や多大なコスト)が発生するのを未然に防ぐことです。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢2. 検査員は、検査の実施に先立ち関係者と協議し、検査項目、検査方法及び判定基準を決定した。

検査をスムーズかつ正確に行うため、事前に発注者やメーカーなどの関係者と協議を行い、何をどう検査し、どうなれば合格とするかの基準を明確にしておくことは必須の手順です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢3. 絶縁耐力試験は、製品を分割搬入するため現場に搬入・据付後に行うこととし、工場立会検査時の試験を省略した。

受変電設備の絶縁耐力試験は、機器の安全性と性能を担保する上で極めて重要な試験です。

製品が大きいために分割して搬入し、現場で再組立・再試験を行う場合であっても、出荷前に工場で製品としての性能をあらかじめ確認しておくことが大前提です。

工場での重要な試験を省略することは許されません。 

 

したがって、これが最も不適当な記述であり、正解です。

選択肢4. 工場立会検査に使用する測定機器は、校正成績書などによりトレーサビリティがとれたものとした。

検査に用いる測定機器そのものの精度が狂っていては意味がありません。

そのため、国家標準等につながる正確さの証明(トレーサビリティ)がとれている、定期的に校正された機器を使用する必要があります。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢5. 工場立会検査時の指摘事項は、現場に搬入する際に、その内容が改善されていることを確認した。

工場での検査時に不具合や改善点(指摘事項)が見つかった場合、それが修正されないまま現場に持ち込まれることを防ぐため、現場搬入時に必ず改善状況を確認する必要があります。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

まとめ

工場立会検査に関する主要なポイントをまとめると、

 

・目的:現場据付後のトラブル(手戻り)を防ぐため。 

・重要試験の扱い:絶縁耐力試験などの重要試験は、分割搬入であっても工場での実施を省略してはならない。 

・測定機器:トレーサビリティ(精度の証明)がとれたものを使用する。 

・指摘事項:現場搬入時に必ず改善されたことを確認する。

 

です。

覚えておきましょう。

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