1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問61 (施工管理法(計画・工程・品質・安全) 問1)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問61(施工管理法(計画・工程・品質・安全) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

事務所ビルの新築工事において、着工時の施工計画を作成する際の検討事項として、最も不適当なものはどれか。
  • 工事範囲や施工区分を確認すること
  • 塩害などの環境条件を確認すること
  • 電力の引込点を一般送配電事業者(電力会社)と確認すること
  • 主要機材の承諾図により、施工上の納まりを確認すること

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この過去問の解説 (1件)

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この問題は、新築工事の「着工時(工事が始まる一番最初の段階)」に作成する総合的な施工計画において、何を検討すべきかの正誤を問うものです。

計画を立てる時期(着工前か、工事が進んだ後か)を区別できるかがポイントになります。

選択肢をひとつずつ確認していきましょう。

選択肢1. 工事範囲や施工区分を確認すること

工事を始めるにあたり、自社の担当範囲はどこまでか、別途発注の工事(他の業者が行う工事)との境界(施工区分)はどうなっているかを最初に明確にしておくことは、トラブルを防ぐための必須項目です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢2. 塩害などの環境条件を確認すること

現場が海沿いである等の周辺環境(塩害、風害、騒音規制など)を着工前に把握しておくことは、資材の選定や仮設物の強度計算、周辺住民への配慮などを計画する上で非常に重要です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢3. 電力の引込点を一般送配電事業者(電力会社)と確認すること

工事中に使用する仮設電源の確保や、建物完成後の本設の電力引込ルートを確定させるため、着工前の早い段階で管轄の電力会社と協議し、引込点を確認しておく必要があります。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢4. 主要機材の承諾図により、施工上の納まりを確認すること

承諾図(承認図)とは、工事が始まり、実際に機器を納入するメーカーや下請業者が決まった後に提出され、設計者や監督員の承認を受けるための詳細な図面です。

着工時の施工計画を作成する初期段階では、まだメーカーが確定しておらず承諾図は存在しないため、この記述は不適当です。

着工時は、承諾図ではなく設計図書(設計図や仕様書)に基づいて検討を行います。 

 

したがって、これが最も不適当な記述であり、正解です。

まとめ

着工時の施工計画に関する主要なポイントをまとめると、

 

・着工時に確認するもの:工事範囲、環境条件、インフラの引込点(電力・水道など)、設計図書。 

・着工後(施工中)に確認するもの:業者が作成した施工図や、メーカーが提出する承諾図による具体的な納まり。

 

です。

時期のズレを突く頻出の引っかけパターンです。

覚えておきましょう。

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