1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問74 (電気設備の施工 問7)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問74(電気設備の施工 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

架空単線式の電車線路に関する記述として、「鉄道に関する技術上の基準を定める省令の解釈基準」上、誤っているものはどれか。
ただし、新幹線鉄道は除くものとする。
  • シンプルカテナリちょう架式は、支持物相互間の距離を60m以下とした。
  • カテナリちょう架式によるちょう架線は、引張力に対する安全率を2.0とした。
  • 本線におけるカテナリちょう架式の電車線(トロリ線)は、公称断面積85mm2のみぞ付硬銅トロリ線とした。
  • 集電装置にパンタグラフを使用する区間の電車線(トロリ線)の偏いは、レール面に垂直の軌道中心面から250mm以内とした。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、鉄道(在来線)の架空電車線路の設備基準に関する正誤を問うものです。 

数字の引っかけ問題ですので、選択肢をひとつずつ確認していきましょう。

選択肢1. シンプルカテナリちょう架式は、支持物相互間の距離を60m以下とした。

在来線のシンプルカテナリちょう架式における支持物(電柱など)の間隔は、風などの影響を考慮して「60m以下」と規定されています。 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢2. カテナリちょう架式によるちょう架線は、引張力に対する安全率を2.0とした。

架空電車線路において、電線を吊り下げるための「ちょう架線」や、パンタグラフが直接接触する「電車線(トロリ線)」は、断線を防ぐため引張力に対して「安全率2.5以上」を持たせることが解釈基準で定められています。「2.0」では安全性が不足しており誤りです。 

 

したがって、これが最も不適当な記述であり、正解です。

選択肢3. 本線におけるカテナリちょう架式の電車線(トロリ線)は、公称断面積85mm2のみぞ付硬銅トロリ線とした。

本線において、十分な電気的・機械的強度を確保するため、電車線には公称断面積「85mm2以上」のみぞ付硬銅線などを使用することが定められています。 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢4. 集電装置にパンタグラフを使用する区間の電車線(トロリ線)の偏いは、レール面に垂直の軌道中心面から250mm以内とした。

パンタグラフがすり板から外れないようにするため、在来線の電車線の偏位(左右のズレ)は「250mm以内」と規定されています。 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

まとめ

鉄道架空電車線(在来線)の主要な数字をまとめると、 

 

・ちょう架線・電車線の安全率:2.5以上 

・シンプルカテナリ支持物間隔:60m以下 

・本線トロリ線の太さ:85mm2以上 

・パンタグラフ偏位:250mm以内 

 

です。

覚えておきましょう。

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