1級電気工事施工管理技士 過去問
令和8年度(2026年)
問75 (電気設備の施工 問8)

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問題

1級電気工事施工管理技士試験 令和8年度(2026年) 問75(電気設備の施工 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

監視カメラ設備の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 屋外カメラのハウジングは、水などの浸入に対する保護等級として、IP66のものを使用した。
  • ネットワークカメラ(IPカメラ)の信号線は、専用のコンバータを用いて既設の同軸ケーブルを流用した。
  • ネットワークカメラ(IPカメラ)には、PoEタイプのスイッチングハブからLANケーブルを用いて電力を供給した。
  • 屋外カメラの雷保護として、信号ケーブル及び電源ケーブルの監視装置本体側のみにサージ防護デバイス(SPD)を設けた。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、監視カメラ設備(防犯カメラ等)の適切な施工方法や、雷害対策、IPカメラの配線・給電ルールに関する正誤を問うものです。 

選択肢をひとつずつ確認していきましょう。

選択肢1. 屋外カメラのハウジングは、水などの浸入に対する保護等級として、IP66のものを使用した。

IP規格(防塵・防水等級)において、「IP66」は「粉塵が内部に侵入しない(耐塵形)」かつ「あらゆる方向からの強い暴噴水に対して保護されている(耐水形)」ことを示します。風雨にさらされる屋外カメラの保護等級として非常に適切です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢2. ネットワークカメラ(IPカメラ)の信号線は、専用のコンバータを用いて既設の同軸ケーブルを流用した。

アナログカメラ(同軸ケーブル配線)からIPカメラ(LANケーブル配線)への更新工事などにおいて、「同軸LANコンバータ」を使用することで、壁内の配線を張り替えることなく既設の同軸ケーブルをそのままネットワーク通信に流用することが可能です。

実務でも非常によく使われる施工です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢3. ネットワークカメラ(IPカメラ)には、PoEタイプのスイッチングハブからLANケーブルを用いて電力を供給した。

PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを通じてデータ通信と電力供給を同時に行う技術です。

カメラ付近に専用の電源コンセントを設ける必要がなくなるため、IPカメラの施工として最も標準的で適切な方法です。 

 

したがって、これは正しい記述であり、この選択肢は不正解です。

選択肢4. 屋外カメラの雷保護として、信号ケーブル及び電源ケーブルの監視装置本体側のみにサージ防護デバイス(SPD)を設けた。

屋外に設置されたカメラやケーブルは、近くへの落雷による「誘導雷サージ」の影響を非常に強く受けます。

この異常電圧から機器を守るためには、雷サージの侵入口となる「屋外カメラ側」と、屋内の「監視装置本体側」の両端にSPD(サージ防護デバイス)を設置しなければなりません。

本体側のみでは屋外カメラ自体が破壊されてしまうため不適当です。 

 

したがって、これが最も不適当な記述であり、正解です。

まとめ

監視カメラ設備の施工の重要ポイントをまとめると、 

 

・屋外カメラの雷対策: SPDはカメラ側と監視装置側の両端(両方)に設置する。 

・IPカメラの電源供給: PoEを利用してLANケーブルで給電。 

・既存配線の流用: 同軸LANコンバータを使えば、アナログ時代の同軸ケーブルをIPカメラに流用可能。 

・防水防塵等級: 屋外はIP66などが適当。 

 

です。 

覚えておきましょう。

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